軌道敷設

軌道敷設工事4日目(7月分)っていうのを書いてみる

7月3日の土曜日に行われた線路敷設活動4日目、みづほは集合9時半に合わせて、東京を5時半頃出発しました。

大田区から環八経由で練馬IC、そして駒寄PAのスマートICまで、渋滞覚悟での早目出発でしたが、渋滞もなく、早くに到着。余裕があるね、時間つぶさなきゃね、と大胡の車庫に寄り道。けれど見たいカラス君やら茶色のやらは蔵の中((+_+))

スマートICからの道順はジグザグですが、前橋市内を通らずに済むので、信号も少なく、アクセスが楽に感じましたよ。

9時半頃に敷設現場へと到着したら、ひぐさんはじめ、みなさんすでに作業開始……。

うぉ~~、やる気全開だ。

前回やり残したものから計画を立て、

■作業内容
①バラスト補充
②突き固め(バール・ビータ・タイタンパ?)及び水平出し
③最終確認(前回作業分:犬釘打設、ペーシ・モール締付状態、ゲージ確認等を含む)

などと資材や道具などを準備……のはずだったんですが、いろいろ事情もあり、バラストが追加されたものの、機械の類が調達できず、また、すべて人力作業になりました。

そうか、そりゃやる気出さなきゃ一日で終わらないよね^_^;

レールの上にズサーッと積まれたバラスト……。これを必要箇所に移動しつつ、水平出し、突き固め。

スコップでバラストをネコに載せ、数メートル移動。もしくはスチール製の熊手で搔きよせ。スチール熊手は、軽くて作業もしやすく、疲れず便利でした。

いや、しかし、曇り時々晴れだったのですが、蒸して暑い。みなさん汗大量に出しながらの作業となりました。

お昼前に、故・岸由一郎さんのお墓参りに行く組、どうしても必要の資材があると調達に行く組、雑作業を進めつつ昼飯を買いに行く組とに分かれたりしましたが、お墓参りからの合流組もあり、話も弾み……、いや、作業も進み^_^;

午後は曇りが多く、風もあったので、まあなんとか元気に作業。ひどい日焼けもせず、作業に慣れてきたこともあり、作業効率もスピードアップでした。

各自仕事を考えながら、突き固め班、甘い犬釘をたたく班、周囲の雑草を刈る班などに自然と別れ、みんなの力で出来上がっていくんだなぁ。マンパワーって重要だなぁ。と思ったり。

台車中心

でも、だからと言って線路の端から端まで入念に作業してたら終わるのか、という疑念もあり、台車が載る位置を出して、それはそれは入念に。

突き固めをすると、どんどんバラストが減っていくんです。バラストをバラッと追加して、さらに突き固め。突き固めると、そこを歩いても砂利が変形したりしませんよ。

線路工夫用のバールで砂利を突いていく単純作業だったのですが、だんだんバールが持ち上がらなくなって……、自分筋肉が、こんな使い方するようにできてないぞ、と不満を言いだしてきます^_^;

水準器だぞ 水平は、メンバー自作の水準器……。

左右の水平出しがまた大変。枕木を持ち上げながら、その下へとバラストを入れていくんです。レールが載った枕木が簡単に持ち上がるわけもなく、持ち上げている間に突き固めをする人との連係プレーも重要。

でも、そんな作業の連続が、初めて顔を合わせた人も多い中に、連帯感というか、達成感の共有というか、生まれていくのもまた楽し。

そんなこんなの作業、一時は電動工具が無いという不安から、完成が危ぶまれていましたが、なんとか形になった?

夕方、解散間際に自己紹介、経緯の説明や今後の予定などが話し合われ、温泉組や帰宅組にとそれぞれ散会しました。

資材の物色したり、食事したりで遅くまで群馬にいた組も、21時には帰宅。土曜日が作業だと、やっぱり帰宅が楽ですね。

これで、台車が載って、車体が載って……。

載せた瞬間、ズサササササ~~って崩れたらどうしよう、などと考えると、心配になっちゃう日々が続いた人がいたとかいないとか(*_*)

軌道敷設…いや今日はそれほどでもない作業3日目

前回の作業から約一週間後、6月7日。前回の作業時、片上鉄道保存会様より電動ドリルをお借りしたものの、電源が無くて行えなかった作業を果たすために再度現地へと向かいました。今日の足は850kg積みの平トラック。
現地入りの前に、近くの建機リース会社で小型の発電機を借用。今日はこれを使って、枕木に下穴が無くて犬釘を打てなかった部分の作業を行います。

発電機

借りてきた発電機。一日2100円なり。

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軌道敷設工事 2日目

軌道敷設工事の2日目.現地泊した宿で,疲れが取れたんだか取れてないんだかわからない目覚めのままとりあえず朝風呂に浸かり,朝飯を食べたら再び現場にとって返す.…ああ,代わりに仕事をしてくれる小人さんは現れませんでしたよ.昨日のままの現場が恨めしい….

本日も天候は霧雨.じっとりと蒸している感じの大気のなか,本日も今ひとつ慣れないドカチン作業を開始する.実は本日作業終了後に主要な工事用品(鉄道バールや水準器,軌間ゲージ,その他諸々:片上鉄道保存会さんからの借用品)を返却しなければならないので,何としても本日中にはある程度の目処をつけておく必要があるのだ.

そんなわけで,へっぴり腰は昨日のままに朝から犬釘を打ちまくり,繋ぎ目のペーシを締め上げまくりつつ,作業を進める.途中,普段のお仕事はレール削正車のオペレータをやっているという保線のプロも合流して,徐々にレールは真っ直ぐっぽくなっていくのであった.

霧雨のなか,犬釘打ちが進む

しかしながら,正しく整備された線路にはいろいろと指標(高低狂い,通り狂い,軌間狂い,水準狂い,平面性狂いの5つが代表的な指標らしい)があって,ただ単に「軌間1,067mm」が満足されていれば良いというわけではないらしい.プロに「仕上げ目標の軌間狂いは?」などと聞かれても,いや,どの程度までなら許容で,どの程度ならダメなのか,そこいら辺がなかなか判断つかないのである.

こうやって軌間狂いと水平狂いを計測します

まぁ,この線路は実際に列車が轟音を立てて駆け抜けるわけでもなく,デハ3499の車輪の厚みは数十ミリあるわけだから,仮に軌間が数ミリ広がっていても(恐らく)問題はなかろう.でも,あまりいい加減な作業はしたくないし,さりとて正確を追求すればするほど手間と時間はかかるし….そんなジレンマに悩まされつつ,参加者全員で犬釘を打ち,鉄道バールとテコの原理を大活躍させて軌条を扛上させ,大ハンマーで線路の通り狂いを直し,と作業を進めていく.

しかし昨日まで空き地だったところに線路が徐々に引かれていくのは,自分たちで見ても不思議なのに,何も知らない地元の人から見れば「何やっとんじゃ」どころの騒ぎではないのだろう.もう注目度は抜群.通る車は徐行するし,登下校の高校生には奇異の目で見られるし.

疲れ果てて休憩する作業員達の横を,研修旅行の学生を乗せたバスが通り過ぎて行く.もう注目度は抜群!?

で,作業している方も,電車を置くために線路を敷いている,という目的を忘れて,もう線路を敷くことが目的になりつつあったり.「うーん,もう12m敷いてみるか?」なんて軽口をたたいてみたり.いやもう,鉄道マニアのジャンルには「撮り鉄」とか,「乗り鉄」とか「音鉄」とかいろいろあるわけだけど,これはもう新ジャンル「敷き鉄」といっても良いだろう.「鉄道についてあれこれ語るなら,その前にとりあえず自力で線路を敷いてから出直してこい」って感じ.

昼前にもう4人合流,シロートばかりの集まりだけど,マンパワーが倍になるのはありがたい.そして知識も大事.役割分担も自然に決まり,コツがわかればスピードアップだ.

・・・まだ繋ぎ目落ちが取れていないような・・・.レンズの収差と信じたいところですが・・・

そんなわけで,参加者みんなが疲れでおかしくなり始めた15時ごろに作業終了を決定してとりあえず本日終了.まだ軌道の平面性が狂っていたり,何となく勾配が取り切れていない部分は,また来月の作業ということにしておく.やれやれ.

2日間の作業の成果.それなりに「らしい」線路ができあがり

終了後は近所の温泉に浸かって疲れを癒し,最後まで残った皆で簡単に夕食を食べて解散.さて,明日からしばらくは筋肉痛に悩まされる日々が続くのでしょうね….

軌道敷設工事 1日目

本日,いよいよデハ3499号車を保存するための線路を敷くのである.こんな大事で面白そうなこと,とても他人任せになんかできるわけがない.(お金がないと言えば身も蓋もないけど)当然自分たちで一から線路を敷設するのだ.たった25mだけだけど.

早朝の群馬県某所,朝4時起きで高速を飛ばしてやってきた我々の目の前に,無造作にレールが放り出された空き地が広がっていた.天候は霧雨.直射日光がないのはありがたいが,まだ8時前だというのに蒸し暑い.

今回のレール敷設を指導していただく,てっしぃ~氏の指導のもと,まずは路盤となるための砂利混じりの泥(購入時はバラストのつもりだったけど)を平らに敷きならす.とは言うものの,東京から身ひとつでやってきた我々には,道具というものがほとんどない状態.仕方ないので参加者全員でダンプから下ろされて小山状になっている砂利山に,ライダーキックをかましてまき散らす.

道具なしのため敷き均しはライダーキックで行う (ToT)

なかなか小山が平らにならず,道具の偉大さを実感し始めた頃,小砕石を積んだダンプカーが到着.何となく平らになっただけの路盤上に,さらに幾つかに分けて小山状に下ろしてゆく.全部下ろしてみたところ,ダンプ1台分では不足ということになり,さらにもうダンプ一杯分を追加発注することに.うーん,砂利ってそういう単位で買えるんだ(ウソです).

小採石,発注単位は「ダンプ1杯」!?

ダンプカー2杯分の砂利が幾つかの小山になって下ろされたところで,改めててっしぃ~氏から本日の作業概要の説明が行われる.え,線路を敷設する予定地の地盤が勾配にかかっているって? 奥側は厚く,手前側は薄く道床を作らないと車両が転動するって? むぅ,それはなかなか大変そうだ.そんなわけで,説明を受けた後は小山が連なる路盤上の砂利を,またしてもわずかな道具と人体(ライダーキック)で敷き広げてゆくことに.

全て人力で小採石(バラスト)を敷き均していきます

時刻が9時を回ったところで,近所のDIYの店に資材の買い出しに出かける.とりあえずスコップ数本や木杭,水糸などを購入して現場に戻り,再び砂利を敷きならす.ここでてっしぃ~し持参のレーザーつき水準器が大活躍.基準杭と水糸をたよりに,徐々に水平(っぽい)路盤を作り上げていく.

徐々にそれっぽくなってきましたが…

おおよそ水平な路盤が出来上がったところで,こんどは枕木を並べる.最近流行(?)のPC枕木などではなく昔ながらの木枕木.目の詰まった木なので,これまたメチャクチャに重い.当然重機などないので,えっちらおっちらと二人がかりで運ぶ.由緒ある中古品なので,割れがあったり軌間が1435mm用だったりするのはご愛敬.あーでもない,こーでもない,と皆でワイワイやりながら,何とか予定本数を道床上に並べて,何となく平らにしてみる.お試しにレールを1本載せたところで午前中は終了.ぬぅ,何となく線路っぽくなってきたかな?

とりあえず午前中の作業はここまで

午後からは,いよいよ本格的に枕木の上に線路を載せる.12.5m長の37kgレールが4本.1本あたり450kg超のレールは,予想以上にびよんびよんとしなる.これを空地の地盤レベルから,路盤・道床の山を登り,さらに枕木へ載せなければならないわけで,これまた大仕事.さすがに手で持ちあげて,と言うわけにはいかず,片側の先端が先割れスプーンのように割れている「鉄道用バール」をレールの喉にひっかけて,テコの原理をフル活用して地面を転がしながら枕木上へ上げていく.うーむ,人間はテコがあればなんだってできるんじゃないか? 上手く転がらなかったり,路盤肩部の傾斜が思いのほか急だったりしてかなり手こずったものの,何とかレール4本を所定位置へ上げると,もう3時過ぎ.

ようやっとレールが枕木の上に載りました

その後レールをおおよその位置に並べて,まずレールの片側を犬釘でざっくりと固定する.まぁ,どうせこの後さらに微調整をしなければならないので,ここはおおよその位置決めでよいということで,気軽に考えていたら,これがまた大変.何が大変って,犬釘を打つために振り下ろすハンマーが,犬釘の頭に当たらないのだ.もうレールやら枕木やらに打痕を残しまくり.近くから振り下ろせば命中率は上がるけど打ち込み力は小さく,遠くから振り下ろせば命中率が激減.ああ,技がないな~.

本日の作業終了.未だ「真っ直ぐな線路」とは言い難い

そんなこんなで,何となく真っ直ぐっぽく線路が並べられたところで,17時となり,本日は早めに終了.近所の温泉で汗を流した後は,宿に入って一杯やりつつ明日の作業に備えて早寝することに.

さて,今晩のうちに小人さんが線路を仕上げておいてくれないかなぁ.