4~5月の様子

今年度に入ってからは天候にも恵まれ、外板まわりの作業が進んでいます。足場を利用して、電気側側面(南側)の上半部から仕上げを進めており、来月には足場の一部を空気側側面(北側)へ移動できそうです。

屋上についても、足場が必要となる屋根肩部の修繕が進んでいます。
3499号車の屋根は鋼板張りです。特に、屋根上の歩み板より車体中央よりの部分は、一部にリベットが残っていることから、車両新製時の屋根板が残っている可能性があります。それだけに劣化も目立ち、部分的にはかなりの凹凸も生じています。

屋根の塗装は、残存状態の良い部分では2層になっている様子がみられます。下層は下地塗装にあたり、きめ細かな樹脂層です。その上の表層は、滑り止めのためか、砂状のやや粗い質感をしており、経年劣化でかなりひび割れています。下の写真では、左側の歩み板の取付足の周辺で屋根板の下地が露出しており、右に行くほど塗膜が残った状態です。

塗膜に見られる細かな凹みは、滑り止めとして塗布されていた石片が抜け落ちた跡です。石片は、大きさ2~5ミリ程度の白色の石材で、およそ屋根上の歩み板より内側の範囲に散布されています。残せるといいのですが、塗膜が弱くなる原因にもなっているので、下地処理の際に飛んでしまうのは気にしません。こうした穴や、塗膜のひび割れには、薄めの錆止め塗料をたっぷり染み込ませておきます。
なお、塗膜が弱くなり、下地に達するピンホールが出来ると、内部で腐食が進み、最終的に下の写真のようなことになります…。

また今月は、ネコパブリッシング社から東急デハ3450形の資料が発売されたので買ってきました。デハ3499号車の現役当時の写真や形態の特徴などの記事も掲載されているほか、保存についてもちょっとだけ掲載して頂いています。
このほか、最新刊の鉄道ピクトリアル誌の特集でも、東急車両の入れ替え車の紹介記事の中で、デハ3499号車の保存について取り上げて頂いています。いずれも有難い限り。

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