12~1月の様子

賀正。2016年は3499号車の製造(1936年)から80年にあたります。

こちら側の前面は外板の痛みも少なく、外見も整ってきました。照明組み込みの前照灯・尾灯ぽいものを取り付けて雰囲気演出中。

一方反対側の前面は痛みが目立ちます。外板に穴が開いていた、右下の尾灯掛け周辺の外板を取り除いたところ、台枠そのものが部分的に腐食して薄くなり、穴が開いていることが判明しました。

台枠内側にカメラを突っ込んで撮ってみると、コの字型をした台枠の鋼材の下の隅に沿って腐食が進んでいる様子です。雨水などが溜まってしまっていたせいでしょうか…。

鋼材が薄くなっている部分には溶接で肉盛り。穴部分は別の材を埋め込んでふさぐ予定です。外板の溶接はこの作業が終わってからになりますな。

あと行先表示板サイズ(幅49cm、高さ29cm)に切ってもらったベニヤ板を一枚持って帰ってきました。真面目に作ろうか、あるいは「新奥沢」とかにするか…。
寸法が合っていればいくらでも差し替えできますので皆様も是非(笑。

6月~10月の様子

夏の繁忙期を挟んで間が空きましたが、この間の様子など。
(自分が参加していない日もあるので全てではないですが…)

車体外板裾の腐食部分の貼り替えは溶接機のおかげでじわじわと進んでいます。空気側(空っ風街道側)はほぼ完了、電気側は1位側(パンタグラフと逆側)乗務員室扉周辺を残すのみとなりました。2位側(パンタグラフ側)の妻面は、貫通路周囲下部の腐食した外板の切除を行ったところです。

貫通路脇の縦の柱は、下部が腐食してほとんど途切れた状態になってしまっています。ここにはアングル材を添えて溶接し補強とする予定です。乗務員室周りは溶接部分と内装の木材や配線が近接しているので、溶接時にこれらを焦がさないように注意が必要ですな…。場合によってはいったん木部を撤去して作業する必要があるかも知れません。

溶接の済んだ部分は、塗装に備えての下地処理を進めています。

塗膜にやすりを掛けると、地層のように重なった過去のパテや塗装の断面が見えてくることがあります。上の写真は、側面のコーポレートマーク(▼印)が描かれていた部分ですが、何やら銀色や赤色の塗膜が見えます。「あのマークはもしかして塗装で描いていたことがあったのか」という話をしていたのですが、

その後、他の箇所でも同じ赤色の塗膜が出てきたので、どうやら下地塗料(防錆塗料?)のようです。この写真の箇所では、クリーム色のパテの層の下に、おそらく現役時代のものと思われる緑色の塗膜もはっきり残っていました。

車内についても、たんたん様により天井の塗装や座席シートなどの処置が進んでいます。ボロボロになっていた塗膜をはがした状態だった天井も下地の処理をほぼ終えました。近似色の塗料も用意できたので、準備が出来次第塗装作業に入れそうです。

10月ともなると日が短くなり、帰る頃にはかなり暗くなっています。たんたん様制作中の前照灯の複製品が完成すると電車らしくなりそう。

来月11月は21日が定例活動日です。ぜひお立ち寄りをー。

5月の様子

先月搬入された溶接機は大活躍中。このひと月で車体外板裾周りの溶接がだいぶ進んでいます。
今日も引き続き溶接と下地処理を中心に作業を行いました。

溶接作業の詳しい手順など、会長がFacebookで記事を掲載していますので、よろしければそちらも御笑覧下さいませ。
https://www.facebook.com/groups/220335524843931/

溶接が済めば終わり…というわけではなく、溶接で盛り上がった鉄を削ったりパテを盛ったりして外観を整え、下地処理を行い、養生を施して塗装にかかるまでにはまだまだ手間がかかります。今月もあと1日か2日、臨時作業を行う予定です。

ちなみに行きがけにはちょっと寄り道をしてきました。

県道14号線、(旧)上武大橋。1934年の開通で、デハ3499よりはちょっと先輩になります。
「今後補修を行うよりも架換えを行ったほうが経済的であるため」(http://www.pref.saitama.lg.jp/b1009/kumagayakendo-sisetu.html)、下流側に新しい橋の建設が進められており、いずれは解体されるだろう…ということで眺めてきました。リベット打ちの鋼製トラス橋の連なる様は、いかにも「鉄橋」と呼ぶに相応しい印象ですな。

4月12日の様子

たんたん様が前の記事のコメントに書いて下さってますが、今日は機材の搬入を主に作業を行ってきました。

満開の桜と。

平地では散ってしまった桜も、赤城山中腹の現地では今が満開。3499号車前の空地も今日はお花見に来た方向けの臨時駐車場になっています。おかげで多くの方に電車をご覧頂けました。

扇風機を回してみた

搬入した機材の中でもいちばんの大物は溶接機。これで補修箇所の溶接がいつでも出来ます。
…が今日はあまり時間が取れなかったので、試運転ついでに取り外してあった扇風機に通電してみました。定格100Vのところ25Vなのでゆっくりですが、壊れてはいない模様です。
その後は溶接の練習として、短く切った鉄筋で土留板押さえ用のピンを作ったりしておりました。

夕方の車両全景

今月の定期活動日は次の土曜日、4月18日です。先日腐食した外板を切り落とした部分(上写真の車両左端裾部)も下地ができましたので、天気が悪くなければこの部分の溶接作業ができるはずです。

3月の様子

3月21日(土)は定例活動日。2位側(パンタグラフ側)妻面を中心に作業を行いました。

周囲の腐食がひどいため、先日取り外してあった車体側のジャンパー栓受け。

裏面の腐食の具合が気になるのと、このあとうっかりボルトを押し込んで内側に落としてしまったので、車内側の腰板を外してみることにしました。
窓かまちを外す必要があったりしてやや手こずりましたが、車内の化粧板を外すと、内側にはニス塗りの壁材が残っています。更新前の部材の生き残りでしょうか…?

そして板の隙間から外板の裏側をのぞき込むと、何やら書き込みが。

更新工事時のものでしょうか…?
この日はこのほかに6番扉の開閉用アームの整備などを行いました。

明けて22日(日)は、保存会の総会を現地にて行いました。今年度の活動状況や会計の報告、新年度の計画などを議決。
やはり人手不足が一番の課題だろう、という認識を改めて確認しました。来年度は広報ももっと頑張らねば。